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インター生専門の家庭教師の信条

インター生のみを教える対象とします

日本国内の英語の大学受験のレベルは英検の2級、難関大学でせいぜい準1級程度です。難解な文法問題を含みながら、語彙のレベルが非常に低いのが目立ちます。一方、ぼくのプライマリースクールの生徒で2級、ミドルスクールの生徒で準1級の語学力を軽く超えてしまいます。

ミドルスクールを終える前に、1級の単語帳を完璧に丸暗記させて、ハイスクールの理科(物理、化学、生物)、社会(国際政治経済、地理、世界史)、ICT(IT、DT)など、専門的な語彙を必要とする科目に、学習の備えが必要になります。

一部のハイスクールの生徒で、宿題に3~4時間必要とする人は、単語の意味を調べるのに、勉強時間の半分を費やしているのが実情です。語彙力と作文力が低すぎるのです。インター校編入の際に、備えがなかった生徒によく起こることです。

一方、ぼくの生徒なら、総体的に語学力が高いので、30分~1時間程度で宿題を軽く済ませてしまいます。彼らには大学受験のための英語の勉強が必要ないので、数学、理科などの受験科目の勉強に集中することができます。

ぼくが日本人学校の生徒に英語を教えない理由は、彼らには、インター生ほどの、国際政治経済や病理学などの語彙を含む、高い語学力や専門分野の学習の必要がないからです。

日本人学校の生徒には、国内の英語の講師の方々の指導が向いていると思います。英語が校内で話されていない環境で、彼らに英語の専門的知識を教えるのは、現実的には、ほぼ不可能だと思います。

ぼくは個人の自主性を尊重します

ぼくにはバンコクの駐在員の日本社会で見られる、自分で車を運転させない、スクンビットに住むことが奨励される、学費補助のためのインター校の指定があるなど、これらの昭和世代の古い慣習が無意味に映ります。

以前は、これらに日本人学校に行かせることが含まれていました。しかしながら、本来、海外で自分の身を自分で守るのは鉄則です。英語や現地の言葉を学び、自然災害や不慮の事故を含めて、緊急事態に対処できる、自主性や自立精神を育てるべきです。

日本語しか話せない日本人は、海外でも群れてしまいます。バンコクでも、ほとんどの日本人は、英語やタイ語の語学力も低く、運転すらできないので、他人に頼らないと何もできないことになります。

アメリカやヨーロッパの駐在であれば、運転はもちろんのこと、身の回りのことは、すべて自分ですることになります。必ずしも日本人学校があるとは限りませんから、子供たちも現地の公立の学校に通うことになります。

ところが、今世紀に入り、バンコクで自分の子供をインター校に通わせる日本人の保護者が増えてきました。インター校に通う子供たちは、国際社会の中で、英語で自己主張することを学び、たくましく成長していきます。

ぼくの生徒たちには、勉強やスポーツだけでなく掃除や料理まで、自分でする大切さを説きます。他人を当てにするより、自ら動いたほうが、早く確実な結果を得られるからです。いちいち他人を頼る必要はないということです。

不必要な動物の殺生や他人を害することはできるだけ避けたい

ぼくは不必要な殺生はできるだけ控えたいと考えているので、特に、感情のある哺乳類を殺すことは避けたいので、自ら豚や牛は食べません。魚、鶏肉、豆腐、卵などからたんぱく質を摂取しています。

車を運転する時には、人は当たり前のこととして、猫や犬をひき殺すこともできるだけ避けたいので、カーステレオで穏やかな音楽を流しながら、心を落ち着かせて飛ばさないように運転します。

ぼくの家には、4匹のペット犬と18匹の保護猫がいます。毎日20匹を超える動物の世話は大変でしょう、とよく言われるのですが、生来動物好きなので、世話もさほど苦痛にはなりません。互いに仲良く遊んでいるのを見ていると、心が和んで生活も賑やかになります。

また、虫でさえも、害虫でないのなら、小さな命でも傷つけたくありません。一方、多くの日本人は職場でストレスまみれなので、インターネット上でSNSや掲示板を利用して、他人を貶めるような書き込みが目立つのは、残念なことだと思います。

イジメや過労死に見られるような、人を死にまで追いやる、ストレスがたまった日本社会は、明らかに異常です。また、勇気を持てない心の弱い親が多くなり、子供を強く育てられない現状にも、歯がゆさを感じます。

人は自分を守れて初めて他人を守る心の余裕ができます。望む生徒には護身術として、キックボクシングを教えていますが、強く育ってもらいたいという願いも込めて、実践的な使える技を教えています。

ぼくの生徒は、まじめで優秀な人が多いのですが、その中で、2~3年ほどぼくとつき合ってもらって、上級レベルの英語の語学力だけでなく、コンピュータ言語やキックボクシングまで習得してくれた生徒もいます。

このような生徒には、その力を自分のためだけでなく、他人を救うために使ってくれることを望んでいます。優れた能力を持つ者には、社会の中で、すでに大きな責任が課されているのです。

バンコクでトラブルに巻き込まれる日本人は少なくない

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ぼくは33年ほど海外に住んでいますが、バンコクだけでも26年住んでいます。トラブルに巻き込まれた日本人から助けを求められることや、目の前で日本人が困っていると、助けなければならないこともあります。

インター校で、イジメに巻き込まれた生徒や、引きこもりの生徒の相談にのることもあります。こちらとしては、関り合いになってしまったら、見て見ぬ振りもできないので、できるだけのことはするのが、ぼくの信条です。後になって後悔をしたくないからです。

しかしながら、日本人学校の生徒の場合、トラブルがさらにややこしい場合が多く、保護者がすべての責任を、何から何まで学校や教師に転嫁する傾向があるので、理不尽な行為に対しては、ぼくは取り合いません。

また、バンコクで生活に困窮している日本人も増加しており、攻撃的で精神を病んでいる人も少なくなく、平気で他人をトラブルに巻き込む傾向があるので、このような方々も、相手にすることができません。

ぼくが外国人の社会に身を置くのは、欧米人や留学経験のあるタイ人とは、本音で言い合えるからです。ぼくには言葉の問題はありませんし、日本人や日本社会に固執する必要性は感じません。

ありのままの自分を見せることができる社会に、人は誰でも心のよりどころを求めます。ぼくには国籍も人種も関係ありません。心の醜い人は相手にしないで、清く正しい人とつき合うのみです。

自分自身の道を歩む

ここ数年のコロナウイルスの蔓延でストレスが溜まったとしても、相手が有名人や政治家であっても、特定の固有名詞を出して、会ったことがない人を罵倒するメディアや、匿名でネット上に書き込む中小誹謗の悪口のオンパレードは、見るに堪えません。

しかしながら、コロナウイルスの影響も過去のものになりつつあります。自分にも言い聞かせていることですが、インター生専門の家庭教師の場合、生徒たちに希望や夢を与える存在でなければならないと考えています。ぼくの長年に渡る海外の経験も、少しは役に立つと思います。

彼らには人間らしく生きるために、高度な技術や知識を備え、専門分野の理解を深めて、興味のあることや趣味を仕事に生かして、自分自身の人生を充実させてほしいと思います。海外で起業も夢ではありません。

国籍や人種に関わらず、日々の生活において、多少のお金や時間、つまり、生活や心に余裕がある人、また、いろんなことに興味を持ち、探求心が強く、行動力のある人とは、ぼくは長いおつき合いができると思います。

自分の生徒たちには就職のことも考えて、IT(情報工学)を含む理系の大学の学部に進学して、科学技術の習得をすすめています。専門科学知識を持つ技師として、大学卒業後も職場で経験を積み、知識を深めて確かなキャリアを築くためです。

反面、専門知識がなく営業や事務しかできない文系の学卒では、社会人として人生を生き抜くのは難しい時代になりつつあります。英語の語学力が上級レベルに達した生徒を対象に、欧米の大学で学ぶIT(情報工学)の内容を英語のテキストで教えています。

人生が終わる時に、自分が置かれてきた環境で、できる限りのことはやってやったと、自分自身に言ってやりたいと思います。そのために、これからさらに数十年の間、体が動く限り仕事を続けるつもりです。

サイト主(安藤)

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