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障害者のためのインター校

St. Andrews Dusit, Berkeley, ISB, NIVA, Regent's, RIS and Village

ホームページや口コミなどで、障害を持つ子供たちに対応しているとされたインター校すべてに足を運び、各校の担当者と話をして確かめました。結果として、誠実に対応してくれた上記のインター校と一つの施設が適切だと思いました。

St. Andrews Dusit

2020年の1月現在の、全校生徒数は265人ほどで、日本人の生徒数は数人のプライマリースクールのみの小規模なインター校で、二歳児から受け付けています。

小ぢんまりとしたインター校ですが、他のSt. Andrews校と同じく、学習環境と教職員の質は高く、校長先生のキャロラインさん(Ms. Caroline Ratcliffe)も、気さくで親切な方です。

ダウン症、発達障害、学習障害などの障害を持つ数人の生徒にも、優しく対応してくれています。家庭的な雰囲気の中で、英語の環境に適応しやすい環境を提供してくれる、ありがたい学校だと思います。

Berkeley International School

2018年2月現在で、全校生徒数は450人ほどで、日本人の生徒は17人です。Dyslexia (失読症)に特化したプログラムが設けられていますが、他の生徒たちと学習できると判断されてから編入の許可が降りることになります。

編入担当者のロイドさん(Mr. Lloyd)さんは、ほぼ在校生全員の名前と顔を覚えているので、日本人の生徒を校内で見ると、積極的に話しかけてくれます。彼は誰に対しても、親切で好意的なので、学生たちから慕われています。

International School Bangkok (ISB)

2019年12月現在の全校生徒数は1700人で、日本人の生徒数は、6%ほどです。ダウン症、発達障害、学習障害などの障害を持つ生徒に対しては、手厚く優しい環境を用意して、迎え入れてくれます。

広々とした近代的な設備の中で、編入に関することから、生徒個人の悩み、進路相談まで、日本語で対応してくれる、日本人スタッフの存在は大きいと思います。

NIVA American International School

2016年11月21日現在、軽度の学習障害を持つ生徒を含めて、7人が在籍しているプログラムです。Intensive English Program (IEP)と呼ばれています。

学習障害のある、わたしのハイスクールの生徒の一人が、ここで勉強しています。彼女の語学力は英検の3級ですが、現在タイのインターの大学の進学先を検討しています。

Regent's International School

2017年1月現在で、全校生徒数は650人ほどで、日本人の生徒数は33人ほどです。障害者に特化したプログラムはありませんが、生徒の障害が比較的に軽く、教職員で対応できる範囲であれば、積極的に受け入れる意志があると表明してくれました。

過去には、対人関係やイジメで悩んでいた生徒も引き受けてくれました。校長先生のホーガンさん(Mr. Hogan)も親切で生徒に優しい方です。(2020年1月現在、日本人の生徒数は、数人だそうです。)

Ruamrudee International School (RIS)

2017年3月現在の全校生徒数は1200人ほどで、日本人は30人に満たないぐらいです。軽度の発達障害や学習障害を持つ生徒が多く在籍しています。Individual Education Plan (IEP)と呼ばれています。個人の傷害の特質や障害の深さによって、心理学者のロバートさん (Mr. Robert Conley) の診断が行われます。

スクールカウンセラーや各教室の担当教師による広範なサポートを受けることになります。他の生徒たちと学習できると判断されてから編入の許可が降りることになります。

Village International Education Center

2019年8月の現在で、全校生徒数は25人、日本人の生徒数は2人、常に介護者を必要とする子と、自閉症の子だそうです。所在地は、ソイ42を挟んで、エカマイのゲートウェイショッピングモールの向かい側で、責任者のインド人のハシさん(Mr. Harshi)が、入所希望者を迎えてくれます。

この施設では、比較的に重い障害のある生徒たちを、ハイスクールを卒業する年齢までサポートしてくれます。すべての障害者に門戸を開いてくれている機関なのですが、年間900,000バーツに上る経費がかかるので、企業や組織からの補助がない場合、入所は難しいかもしれません。


現在は、障害者の定義づけとして、知的障害、身体障害だけでなく、自閉症、失読症、学習障害、注意欠陥多動性障害などから、統合失調症、うつ病・双極性の精神障害も含まれており、専門性の高い知識や対応を求められています。

学生、保護者、各インターナショナルスクールの関係者の方々から貴重な情報がいただけました。どうもありがとうございました。

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